眼瞼下垂
眼瞼挙筋の腱膜を調整・短縮し、まぶたの開きを改善。眠そうな印象と慢性的な疲れ目を根本から解消する。
- 部位
- 目
- 施術名
- 眼瞼下垂
- ダウンタイム(最短)
- 3日
- ダウンタイム(最長)
- 28日
こんな方におすすめ
RECOMMENDED
- まぶたが重く、目が小さく見えるせいで老けた印象になってきた
- 疲れていないのに「疲れてる?」と言われることが増えた
- 目を無意識に開けようとして眉を上げてしまい、険しい表情に見えたり、おでこのシワが気になる
- 人と会う気力が落ちるほど、まぶたのたるみがストレスになっている
- 目の開きにくさが原因で、頭痛や肩こりに悩まされている
症例写真
BEFORE & AFTER
施術説明
眼瞼下垂とは
眼瞼下垂は、目の開きが悪くなり、黒目がまぶたに隠れて落ちてしまっている状態を改善する手術です。まぶたの皮膚がかぶさってきている状態とは異なり、目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)から伸びる「挙筋腱膜」が緩んでしまい、目を開けようとしてもまぶたがついてこない状態を改善することが主な目的です。
また、目の開きが良くなることで、眉毛を上げて目を開ける癖がなくなり、おでこのシワや頭痛、肩こりの改善につながることもあります。

手術によって期待できる変化
- 目の開きが良くなり、黒目がしっかり見えてパッチリとした目元になる
- 眠そうな印象や疲れた印象が軽減される
- おでこのシワが改善される(眉毛を上げて目を開ける癖がなくなるため)
- 頭痛や肩こりが改善される場合がある
- くぼみ目が改善されることがある(奥に引っ込んだ脂肪が前に引き出されるため)
どんな人が適応になりやすいか
先天的に筋肉が弱い方もいますが、美容外科で施術を受ける多くは、加齢やコンタクトレンズの長期使用、目をこする癖などにより腱膜が緩んでしまった後天的な眼瞼下垂の方です。 また、重症度や皮膚の余り具合、ダウンタイムの許容度によって、切る方法(切開法)か切らない方法(埋没法)かの適応が分かれます。
眼瞼下垂手術の難しさと、当院のこだわり
眼瞼下垂の手術は、単に目を開きやすくするだけでなく、左右差の調整や、二重ラインの美しさなど、機能面と審美面の両方を考慮して設計する必要があります。
当院の切開法では、緩んだ筋膜(挙筋腱膜)を前方に引っ張り出し、瞼板としっかり固定する「前転法」を行っています。同時に皮膚のたるみや脂肪を調整することも可能です。埋没法では、切らずに裏側から糸をかけて筋膜をたぐり寄せることで目の開きを改善し、ダウンタイムを最小限に抑えています。

理想の仕上がりに欠かせないポイント
1つ目は、「目の開きの左右差」を調整することです。
元々の筋肉の強さや骨格の非対称性などを考慮し、黒目の見え方が揃うように調整します。
2つ目は、「適切な皮膚の切除量」を見極めることです(切開法の場合)。
皮膚を切りすぎると、薄い皮膚と厚い皮膚を縫い合わせることになり、不自然な二重になりやすいため、必要に応じて眉下切開の併用などを検討し、最も自然な仕上がりになる方法を選択します。
デザインの考え方
機能的な目の開きの改善はもちろんですが、切開法の場合は同時に二重全切開の手術も含まれるため、お顔全体のバランスに合った美しい二重のラインをデザインすることが重要です。
眼瞼下垂の主な術式
眼瞼下垂には大きく分けて2つの方法があります。
方法1:切らない眼瞼下垂(埋没法)
まぶたの裏側(結膜側)から糸をかけ、緩んだ筋膜をたぐり寄せることで筋肉を短縮し、目を開けやすくする方法です。皮膚を切開しないためダウンタイムが短いのが特徴ですが、重度の眼瞼下垂や皮膚のたるみが強い方には不向きで、何度も繰り返すと筋膜を傷める可能性があります。

方法2:切る眼瞼下垂(切開法:挙筋前転法)
二重のラインで皮膚を切開し、緩んだ筋膜を見つけて前方に引っ張り出し、瞼板に強固に固定する方法です。同時に余分な皮膚のたるみや、脂肪の調整を行うことも可能です。重度の下垂にも適応し、半永久的な効果が期待できますが、ダウンタイムは長くなります。

よくある失敗パターンと抜糸に伴うリスクについて
- 目の開きが強すぎて(過矯正)、ビックリしたような目になる
- 目の開きが足りない(低矯正)
- 左右差が大きく出てしまう
- 二重のラインが不自然になる、食い込みが強すぎる
術後の修正について
施術後の修正相談として多いのは、開きが足りない、開きすぎた、二重のラインが気に入らない、左右差がある、などのパターンです。
- 埋没法の場合は、糸を抜去して再度かけ直すか、切開法への移行が検討されます。
- 切開法の場合、術後すぐは腫れによって左右差や開き具合が不自然に見えることが多いため、まずは完全に腫れが引く半年程度は経過を見ることが基本です。
- それでも修正が必要な場合は、再度切開して筋膜の固定位置を調整する処置を行うことがあります。
切開法と埋没法の違い
眼瞼下垂を改善する方法として、メスを使う「切開法」と糸を使う「埋没法」があります。それぞれの特徴を整理します。
切らない眼瞼下垂(埋没法)
ダウンタイムが短く傷跡が表面にできないのがメリットですが、重度の眼瞼下垂には不向きで、後戻りのリスクがあります。
切る眼瞼下垂(切開法)
根本的な改善ができ、半永久的な効果があり、皮膚のたるみや脂肪も同時に処理できますが、ダウンタイムが長く、切開の傷跡(二重のラインに隠れます)が残ります。
眉下切開との比較

ダウンタイムと経過
ダウンタイム目安 | 施術時間 | 麻酔 | 通院 |
|---|---|---|---|
【埋没】数日〜1週間ほど 【切開】約3〜4週間 | 60分程度 | 局所/笑気/静脈麻酔(別途) | 【切開】術後1週間目に抜糸 |
※麻酔:局所麻酔 / 笑気麻酔 / 静脈麻酔(笑気·静脈は別途費用)
腫れ | メイク | 入浴・洗顔 | 運動 |
|---|---|---|---|
【埋没】数日~1週 | 翌日から·施術部位抜糸後 | 当日シャワー可·洗顔48時間後 | 1週間程度控えること |
※腫れ:【埋没】数日から1週間ほど続くことがあります。 【切開】1週間ほどで大きな腫れは落ち着き、自然な状態になるまで1ヵ月程度かかります。内出血は数日~2週間以内に治まります。
※メイク:翌日より傷口以外は可能。目元のメイクは抜糸後(埋没は翌日)から可能です。
※入浴·洗顔:シャワーは(顔を濡らさなければ)当日から可能です。洗顔は48時間後から可能です。入浴は1週間後から可能です。
※運動:血流が良くなるような軽い運動は1週間程度お控えください。
食事 | 飲酒 | 施術部位への刺激 | その他 |
|---|---|---|---|
制限なし(刺激物控える) | 1週間程度控えること | マッサージ1ヵ月禁 | リスク:腫れ·痛み等 |
※施術部位への刺激:1ヶ月ほどはマッサージやこする行為、強い洗顔やアイメイクは控えていただき、優しくケアしてください。
※その他:施術後に腫れ、痛み、内出血、左右差、後戻り、ドライアイ症状、眼瞼痙攣などの症状が現れることがあります。
術後に注意すること
目元は非常にデリケートな部位であり、術後は患部に負担をかけないことが重要です。少なくとも術後1ヵ月程度は以下の動作を控えることが推奨されています。
- まぶたを強くこする・マッサージする
- 強い洗顔やアイメイク
- 血流が良くなるような激しい運動や飲酒(特に術後約72時間は控える)
術後に起こる可能性のある症状
ダウンタイム中はまぶたに軽い引っ張り感や違和感、重たさを感じることがありますが、数日以内に和らぎます。また、術後すぐは腫れによって左右差が出たり、目の開き具合が不自然(開きが足りない、あるいは開きすぎている等)に見えることがありますが、これらは時間とともに改善していくことがほとんどです。 切開法の場合、完全に腫れが引くまでには半年程度経過を見ることが基本です。気になる症状がある場合は遠慮なくご連絡ください。
まとめ
眼瞼下垂手術は、単に目の開きを良くするだけではなく、目の開きの左右差や機能面(頭痛や肩こりの改善など)、さらには切開法であれば二重ラインの美しさといった審美面まで含めて設計する必要がある施術です。
また、重症度や皮膚のたるみ具合、ダウンタイムの許容度によって「切る方法(切開法)」か「切らない方法(埋没法)」かの適応が分かれるため、解剖学を熟知した医師による初回手術の適応見極めと設計が非常に重要とされています。

廣瀬院長
DOCTOR'S COMMENT
眼瞼下垂は、単に目の開きを良くするだけでなく、お顔全体の印象や機能面(頭痛・肩こりの改善など)に直結する非常に重要な手術です。 形成外科専門医および美容外科学会(JSAPS)専門医である私は、まぶたの内部構造(挙筋腱膜や瞼板など)を解剖学的に深く理解しており、重度な眼瞼下垂の治療から他院での修正手術まで数多くの症例を担当してまいりました。 当院の切開法では、緩んだ腱膜を的確に引き出して固定する「挙筋前転法」を行い、機能的な改善と同時に美しい二重ラインを形成します。また、ダウンタイムを抑えたい方向けの埋没法においても、異物肉芽腫を引き起こしにくい医療用糸(PVDF)を採用しています。患者様お一人おひとりの症状の重症度や皮膚のたるみ具合を的確に見極め、一生モノの『健やかで美しい眼差し』をご提案いたします。
施術の流れ
カウンセリング
患者様の目の開き具合や皮膚のたるみ、ご希望のダウンタイムなどをしっかり確認したうえで、切る方法(切開法:挙筋前転法)か、切らない方法(埋没法)か、最適な施術方法を決定していきます。
メイク落とし、麻酔
メイク落としを行っていただきます。滞在時間を短くしたい患者様は、事前にメイク落としを済ませて来院いただくとスムーズに施術に入れます。メイクを落とし終わったら、ご希望に合わせて別途費用で笑気麻酔や静脈麻酔を実施します。
眼瞼下垂の施術
眼瞼下垂の施術を行います。施術時間は個人差がありますが、60分程度です。
アフターケア
切開法の場合は、術後1週間目に抜糸を行います(埋没法の場合は抜糸不要です)。その後、1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後に検診を行います。検診では経過を確認しながら、ご不安なことや気になることを何でもお聞きください。なお、抜糸後に稀に糸が残っている場合は再度ご来院いただきます。
強い腫れは1〜2週間程度で引いていきます。完成まで約6ヶ月かかります。内出血は2〜3週間程度で消失します。
血流が良くなるような入浴・サウナ・飲酒・軽い運動は1週間程度お控えください。アイメイクは抜糸後から可能です。
リスク・副作用
- 腫れ(埋没法は数日〜1週間程度。切開法は1週間ほどで大きな腫れは落ち着き、自然な状態になるまで1ヶ月程度かかります)
- 内出血(数日〜2週間以内に治まることが多いです)
- 目のゴロゴロ感・違和感・重たさ
- 左右差(骨格や元々の筋肉の強さの左右差により、完全な対称にならないことがあります)
- 後戻り(特に埋没法の場合、時間経過や目をこする癖により糸が緩み、元に戻るリスクがあります)
- 仕上がりがイメージと異なる(開きが足りない低矯正、あるいは開きすぎてビックリしたような目になる過矯正など)
- 傷跡(切開法の場合。二重ラインに隠れて時間とともに目立ちにくくなります)
- ドライアイ症状・眼瞼痙攣
- 糸の露出
- 感染(ごく稀に起こる可能性があります)
- 痛み・だるさ・熱感など
ダウンタイム目安
最短
3日
最長
28日


