口唇拡大
薄い唇に、自分の組織で自然なボリュームを。ヒアルロン酸の繰り返しを卒業へ。
- 部位
- 口
- 施術名
- 口唇拡大
- ダウンタイム(最短)
- 7日
- ダウンタイム(最長)
- 21日
こんな方におすすめ
RECOMMENDED
- 唇が薄く、表情が硬く見えたり、口元に華がないと感じている
- 笑ったときに唇のボリューム不足で、笑顔が映えないと感じている
- 年齢とともに唇が薄くなり、老けた印象や口元の乾燥感が気になってきた
- ヒアルロン酸を繰り返しているが効果が一時的で、形そのものを根本から整えたいと感じている
症例写真
BEFORE & AFTER
症例写真は準備中です
施術説明
口唇拡大とは
口唇拡大(粘膜移動術)は、唇の内側に隠れている粘膜組織を外側へ精密に移動・固定することで、唇のボリュームを自然に増やす手術です。
ヒアルロン酸のような異物を注入するのではなく、もともと唇の内側に存在する自分自身の粘膜を活用するため、触り心地が自然で、表情の動きにも馴染みやすいことが特徴です。一度の施術で効果が長期にわたって持続し、「数ヶ月ごとに通院して注入を繰り返す」という手間から解放されます。

手術によって期待できる変化
- 薄い唇に自然なボリューム感が生まれ、口元全体が柔らかく若々しい印象になる
- 唇の境界線が鮮明になり、素顔でもリップが映えるようになる
- 笑顔の印象が明るくなり、表情全体が華やかに見える
- 唇が自分の組織のため、触り心地が自然で笑ったときの動きも違和感がない
- ヒアルロン酸のように「また元に戻る」という心配がなく、効果が長期持続する
どんな人が適応になりやすいか
先天的に唇が薄い方、加齢により唇のボリュームが失われてきた方が主な対象です。ヒアルロン酸を繰り返してきたが効果が一時的で根本的な改善を求めている方にも適しています。
上唇拡大が向いている方
上唇が薄く平坦で、口元に華やかさが出にくい方、笑ったときに上唇がほとんど見えなくなってしまう方に適しています。
下唇拡大が向いている方
下唇のボリュームが少なく、口元全体が貧相に見える方、上下のバランスが気になる方に適しています。
適応の見極めが必要なケース
ヒアルロン酸が現在も多量に残っている状態では、唇本来の形の評価が正確にできないため、基本的には溶解してから施術の可否を判断します。また、唇の薄さではなく人中の長さが主な原因で口元が寂しく見えている場合は、人中短縮との組み合わせが効果的なことがあります。
当院のこだわり:自分の組織を活かした「粘膜移動術」
口唇拡大で最も重要なのは、自然な質感と動きを維持しながらボリュームを作ることです。
唇の内側には、普段は外から見えない赤い粘膜(ウェットゾーン)が隠れています。当院ではこの部分をドライウェットライン付近で丁寧に処理し、外側へ自然に引き出して固定します。自分の組織をそのまま活用するため、異物感がなく、笑ったり話したりしたときも違和感のない自然な動きが保たれます。
また、単にボリュームを増やすだけでなく、唇の境界線(リップライン)を鮮明にすることにもこだわります。鼻先と顎を結ぶEラインや顔全体の重心バランスを考慮しながら、骨格に最も馴染むボリューム量をミリ単位でデザインします。
縫合は筋肉の走行に沿った多層縫合で行い、術後の突っ張りや後戻りを抑えながら長期的な安定性を追求します。

主な術式
口唇拡大は、粘膜移動(アドバンス法)を基本とした術式で行います。

上唇拡大(粘膜移動術)
上唇のドライウェットライン付近を精密に切開し、内側の粘膜を外側へ移動・固定することで上唇にボリュームを作り出します。切開線はドライウェットライン上に設定するため、唇を閉じた状態では傷跡が外から見えません。
下唇拡大(粘膜移動術)
下唇のドライウェットライン付近を精密に切開し、内側の粘膜を外側へ移動・固定することで下唇にボリュームを作り出します。上唇と同様に、傷跡は唇を閉じた状態では外から見えません。
上下両唇拡大
上唇・下唇を同日に両方施術します。上下のバランスを一度に整えられるため、より調和の取れた口元デザインが可能です。
よくある失敗パターンと修正について
不自然になりやすい例
- ボリュームが出すぎて「たらこ唇」「アヒル口」のような不自然な印象になる
- 唇の左右でボリュームのバランスが崩れる
- 術後の後戻りが大きく、効果が短期間で薄れてしまう
- 突っ張り感が長く続き、表情が不自然になる
- 傷跡がドライウェットラインからずれ、目立ちやすくなる
特に多いのは、移動量の設定ミスによる「ボリュームの出すぎ」と、後戻りが大きいケースです。移動量は顔全体のバランスを見てミリ単位で設計する必要があります。
術後の修正について
修正として多いのは、①変化が少ない(後戻り)、②ボリュームが出すぎた、③左右差が気になる、の3パターンです。
- 多層縫合の固定が不十分なケースに起こりやすく、追加で組織の再固定処置を行うことがあります。
- 時間経過で落ち着くことを確認したうえで、必要であれば余分な粘膜を調整する処置を検討します。
- 骨格・筋肉に起因することも多く、状態に応じて調整を検討します。
ヒアルロン酸との違い

ヒアルロン酸注入
唇にヒアルロン酸を注入してボリュームを加える注入系施術です。ダウンタイムがほとんどなく気軽に受けられる反面、効果は数ヶ月〜1年程度で吸収されるため、維持するには定期的な注入が必要です。繰り返すうちにヒアルロン酸が蓄積し、不自然な形になるケースもあります。
口唇拡大(粘膜移動術)との違い
自分自身の粘膜組織を移動させるため、異物を体に入れません。触り心地が自然で、笑ったときや話したときの動きにも違和感がありません。一度の施術で効果が長期的に持続し、「数ヶ月ごとに通院して注入を繰り返す」という手間がなくなります。
ヒアルロン酸を繰り返してきたが根本的な改善に至らなかった方、注入のサイクルをやめたい方に特に適しています。
ダウンタイムと経過
ダウンタイム目安 | 施術時間 | 麻酔 | 通院 |
|---|---|---|---|
最短7日 〜 最長14日 | 60分程度 | 局所/笑気/静脈麻酔(別途) | 抜糸7日後·検診3回 |
※施術時間:60分程度(上下両唇拡大の場合も同日)
※麻酔:局所麻酔 / 笑気麻酔 / 静脈麻酔(笑気·静脈は別途費用)
※通院:抜糸:術後7日目 検診:1ヵ月後·3ヵ月後·6ヵ月後 ※抜糸後にかさぶたが取れると糸が稀に残っていることがありますので、その際は再度抜糸にご来院ください。
腫れ | メイク | 入浴・洗顔 | 運動 |
|---|---|---|---|
強い腫れは1〜2週間程度で落ち着く·完成6ヵ月 | 翌日から·施術部位抜糸後 | 当日から可 | 軽め1週後·激しめ1ヵ月後 |
※腫れ:個人差がありますが強い腫れは1〜2週間程度で引いていきます。完全に腫れが引き、完成するまで約6ヶ月後ほどかかります。 内出血で赤紫色になることがありますが、内出血は2〜3週間程度で消失します。 傷跡は時間をかけて徐々に目立たなくなります。
※メイク:翌日より傷口以外は可能。施術部位は抜糸後から可能。
※入浴·洗顔:シャワーは(顔を濡らさなければ)当日から可能です。洗顔は48時間後から可能です。
※運動:軽い運動:1週間後以降から可能な範囲で。激しい運動:1ヵ月後から。
食事 | 飲酒 | 施術部位への刺激 | その他 |
|---|---|---|---|
刺激物1週控え·食後消毒 | 1週間程度控えること | 抜糸後1週まで擦らない | 当日運転禁·糸露出時連絡 |
※食事:刺激物は1週間程度避けること。食後は消毒やうがいを行うこと。
※施術部位への刺激:施術部位への刺激 創部は抜糸1週間後まで強くこすらないこと。
※その他:口が一時的に閉じづらくなる可能性があります。当日はご本人様での運転はお控えください。抜糸後、かさぶたが取れると糸がまれに残っていることや、術後経過とともに中縫いの糸が出てくる可能性がありますので、その際はご連絡ください
術後に注意すること
唇は日常生活で話す・食べる・笑うなど常に動く部位のため、術後は患部に負担をかけないことが重要です。少なくとも術後1ヵ月、できれば3ヵ月程度は以下の動作を控えることが推奨されています。
- 大きく口を開ける(あくびや大口を開けての食事など)
- 唇を強く横に引っ張る・すぼめる
- 唇に強いテンションをかける動作
術後に起こる可能性のある症状
ダウンタイム中は唇の感覚が鈍くなることがあります。また、粘膜を移動させているため、術後しばらくは唇が突っ張るように感じることがあります。これは時間とともに改善していくことがほとんどです。
口元は食事・飲水などで常に刺激を受けやすい部位のため、軽い炎症が起こり硬縮につながる可能性があります。気になる症状がある場合は検診を待たずにご連絡ください。
まとめ
口唇拡大(粘膜移動術)は、異物を使わずに自分の組織でボリュームを作る手術です。自然な質感と動きを保ちながら、長期的に安定したボリューム感を実現します。移動量の適切な設計と精密な縫合が仕上がりの質を左右するため、初回手術でのデザインが非常に重要です。

廣瀬院長
DOCTOR'S COMMENT
口唇拡大術は、ヒアルロン酸注入を繰り返す負担を終わらせたい方や、ご自身の組織で自然なボリュームを作りたい方に最適な施術です。 当院では、唇の内側にあるご自身の粘膜組織を精密に移動(アドバンス)させる手法を採用しており、注入物では表現しにくい「柔らかな手触り」と「笑った時の自然な動き」を実現します。 視線が集中する部位だからこそ、解剖学的な筋肉の走行に沿った緻密な縫合技術を駆使し、お顔の表面に傷跡を見せず、鼻下の余白までスッと引き締まるような洗練されたデザインを提供いたします。
施術の流れ
カウンセリング
患者様のご希望を伺い、顔全体のバランスを考慮しながら仕上がりのイメージをシミュレーションします。唇の内側の粘膜(赤唇部)の状態を確認し、移動量・切開デザインをご説明します。切開部にマーキングを行い、デザインを確定させます。
メイク落とし、麻酔
メイク落としと口腔洗浄を行っていただきます。滞在時間を短くしたい患者様は、事前にメイク落としを済ませてご来院いただくとスムーズに施術に入れます。メイクを落とし終わったら、ご希望に合わせて別途費用で笑気麻酔や静脈麻酔を実施します。
口唇拡大の施術
口唇拡大を行います。施術時間は個人差がありますが、60分程度です。上下両唇拡大の場合も同日に行います。
アフターケア
術後の抜糸は1週間後(7日目)に行い、その後、1ヵ月後・3ヵ月後・6ヵ月後に検診を行います。検診では経過を確認しながら、ご不安なことや気になることを何でもお聞きください。なお、抜糸後にかさぶたが取れた部分に稀に糸が残っている場合があります。その際は再度抜糸のためご来院ください。口内法の場合は溶ける糸で縫合するため抜糸不要です。
強い腫れは1〜2週間程度、内出血は2〜3週間程度で消失。
血流が良くなるような入浴・サウナ・飲酒・軽い運動は1週間程度お控えください。
施術部位のメイクは抜糸後から可能(抜糸は術後7日目)。
リスク・副作用
1. 腫れ(個人差がありますが1週間ほどで落ち着き、自然な状態になるまで1ヵ月程かかります)
2. 内出血(赤紫色になることがありますが、メイクで隠せる程度で1〜2週間ほどで消えます)
3. 突っ張り感・硬縮(術後しばらく唇に突っ張り感が出ることがあります。時間とともに改善します)
4. 後戻り(組織の性質により一定の戻りが生じることがあります)
5. 口の閉じにくさ(術後一時的に口を閉じにくく感じることがあります)
6. 傷跡(ドライウェットライン付近に残ります。時間とともに目立ちにくくなります)
7. 左右差(骨格や筋肉の動きの左右差により、完全な対称にならないことがあります)
8. 感染(口腔内は完全な無菌管理が難しく、軽度の炎症が起こる可能性があります)
9. 変化の不足または過剰(期待した変化が得られない、またはボリュームが出すぎる可能性があります)
10. 血がたまる
11. 仕上がりがイメージと異なる
12. 糸が露出する
13. 創部離開・段差・ゆがみ
ダウンタイム目安
最短
7日
最長
21日