たるみの原因は骨にもあった!骨萎縮とエイジングの深い関係

たるみの原因って、皮膚や脂肪だけだと思っていませんか? 実は「骨の萎縮」も大きく関わっているんです。
今日はそのメカニズムと対策についてお話しします。
たるみはどこで起こる?
お顔の「たるみ」は、皮膚だけや脂肪だけで起きているわけではありません。 医学的にみると、たるみはお顔を構成する全ての層(皮膚・皮下組織・靭帯・筋肉・骨)で変化が起こることで生じます。
骨の加齢変化って何が起こるの?
加齢とともに、顔のさまざまな骨に変化が現れます。
- 額(前頭部) ... 陥没・平坦化 → 額の丸みがなくなり、皺ができたり瞼がたるむ
- こめかみ(側頭部) ... 陥没 → ゴツゴツして見える
- 眼窩 ... 拡大 → くぼみや目周りのたるみ
- 鼻(梨状口) ... 拡大 → 小鼻が広がり鼻先が垂れる
- 中顔面・上顎 ... 縮小・後退 → 頬がたるみ、ほうれい線・ゴルゴラインが目立つ
- 下顎骨 ... 縮小・短縮 → 二重あご、フェイスラインのたるみ
特に女性は閉経後のエストロゲン低下により骨吸収が加速し、40代後半〜50代にかけて一気に変化が出やすいと言われています。
骨萎縮ってなぜ起こる?
「骨密度」が関係しています。 体はカルシウム不足を調整するために、今ある骨を溶かしてカルシウムを補充しようとするため、さらなるカルシウム不足に......。 その結果、骨が小さくなってしまうのです。
骨密度の低下は全身で起こりますが、とくに顔の骨(顎の骨)から影響を受けると言われています。
骨密度を上げるためにできること
1. 栄養素を摂取すべし 骨形成に必要な「カルシウム」、カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD」、カルシウムを丈夫にする「ビタミンK」、そして骨を作る「マグネシウム」を意識的に摂りましょう。
2. 運動すべし 骨を作る細胞は、負荷がかかることで活性化されます。 軽い運動でも効果が期待できますが、特に衝撃を骨に与えるウォーキングや階段の上り下り、筋トレ、ジョグなどがおすすめです。
3. 日光浴をするか、サプリメントでビタミンDを摂取すべし ビタミンDは皮膚に紫外線が当たることで体の中で産生されます。 美容ナースとしては日焼けはおすすめしにくいので......サプリメントで補うのも良い方法です!
骨が原因のたるみへの美容医療アプローチ
骨密度は上げられても、骨萎縮自体は止められません。 ボリュームが減った部分は美容的に補う必要があります。
- ヒアルロン酸注入 ... 部位に適した弾力で、細かい調整が可能。長期間形が持続するので補填に向いています
- バイオスカルプチャー(自己コラーゲン誘導) ... 注入後、持続的に自己コラーゲンを誘導してくれる
- 脂肪注入 ... 自家組織で長期的にボリュームロスにアプローチ可能
「肌」だけでなく「骨」まで含めてエイジングを考えることで、より自然で若々しい印象へ導くことが期待できます。 ご参考になれば幸いです。
この記事のもとになった投稿
Instagramで見る